ザ・サイアム Part-1
ザ・サイアム Part-1
バンコク初のラグジュアリー・アーバン・リゾート - 前編
バンコク初のヴィラを有するアーバン・ラグジュアリー・リゾートがついに登場しました。2012年末にオープン以来、実際に様々なホテル通や情報通の友人、ジャーナリストから噂は聞いていました。スゴイよ!いいよ!・・と。そして、2014年2月にケントス・ネットワークのラグジュアリーコレクションに迎え、こうしてご紹介できるのをとても嬉しく思います。バンコク初だらけのこのラグジュアリー・アーバン・リゾートは、足を一歩踏み入れた瞬間から、わくわくの連続です。まずは、このユニークなアーバン・リゾートを誕生させた、ユニークなオーナーのスコソル・ファミリーを紹介しましょう。すでに、タイ国内にいくつかのホテルを所有・運営していますが一人一人がアーティストのすてきなファミリーメンバーです。ママさん(女将)のカマラは有名なジャズシンガー。長男スキーはロックシンガーで、レコード会社のオーナー。長女マリサはタイの歌姫と呼ばれる歌手。俳優でロックシンガーでもある次男のクリスは、ザ・サイアムのクリエイティブ・ダイレクターを務めており、世界的なデザイナー、ビル・ベンズリーとタッグを組み、ビルの素晴らしいデザインとクリスのアンティークコレクションを見事に融合させ、まるでライブ・ミュージアムのような素晴らしいホテルを完成させました。
2014年6月24日火曜日
実は昨年の夏に、数時間だけザ・サイアムに滞在したことがありました。ホアヒンからバンコク空港に移動する際に、予定より早くホアヒンを出発して寄り道してもらったのです。ところが、ドライバーがまだ「ザ・サイアム」というホテルの存在を知らず、バンコクの喧噪の中心地(ビジネスエリア)に近い、サイアム・サイアムというホテルに行ってしまいました。リバーサイドのはずなのに、川はどこ?と思いつつも車から降りてしまい、簡素なインテリアを見つつ呆然としました。タクシーを呼び、住所を知らせ、さらに携帯でタクシードライバーとザ・サイアムのスタッフに話してもらい(もちろんタイ語で)、ようやく目指す「サイアム」に着いたという、今思えば笑い話です。Siam(シャムともサイアムとも読める)はタイランドの旧名ですから、至るところで名称の一部に使われています。タクシーでこのホテルを目指す際は、住所を英語とタイ語で持参するのが安全かもしれません。空港からの場合はザ・サイアムの車を利用されることがオススメ。
スイートとヴィラ、39室のみのザ・サイアムのエントランスはとてもこぢんまりしています。通りからもほとんど目立つサインボートはなく、誰かの邸宅に入っていく感じです。エントランスの先にはオープンエアの噴水と中庭があり、「あ、ここはリゾートだ」と感じさせるロビーエリアです。噴水の周囲には感じのいいテーブルと椅子が配されアフタヌーンティーで寛ぐゲストの姿もありました。バトラーに連れられ、メインレジデンス呼ばれるメイン棟への扉を開けると、目の前に広がるのは池とそれを囲む熱帯の木々、そして3階(といっても、通常の建物ならゆうに4階分)の天井までの吹き抜けです。パリのオルセー美術館を思わせる、ガラス張りの天井から降り注がれる自然光と不思議な陰影により独特な雰囲気が漂います。1階から3階までその吹き抜けを回廊が囲むロの字型の構造で、1階はライブラリー、シアター、ジム、ミーティングルームがあり、2階と3階はスイートルームがトータル28室。1階はまさにミュージアムの様相で、アンティークが随所に見られますが、2000年も遡る古代中国の俑と思われる骨董品まで展示されているのにはビックリでした。
2階と3階にある客室は、ザ・サイアムのエントリーレベルにあたるサイアム・スイートとメナム・スイート(2階)、リバービュー・スイート(3階)。つまり、スイートが一番安い客室にあたるザ・サイアムはバンコクで最も宿泊料金が高いホテルなのです。そして、28室のスイートはすべて内装が異なりますが、いずれもアールデコ調でスイート内部にも様々なアンティークが飾られています。サイアム・スイートは、廊下から入るとまずリビング(ミニバー、ソファ&テーブル、テレビ)、となりにベッドルーム(再びテレビ、クローゼット、キングサイズベッド、ソファ、ラいてイングデスク)、一番奥は「ビューバス」と呼ばれる外の景色を眺められるバスタブ、シャワーブース、トイレ、ダブルシンクの洗面台のバスルームで構成されています。エントリーレベルととはいえさすがスイート、80㎡のゆったりサイズです。また、驚くのが天井の高さ。どうりで3階建てのメインレジデンス棟が、4階、5階建てに見えるはずです。そしてメインレジデンスのリバーサイドに位置するのが、メナム・スイート(2階)とリバービュー・スイート(3階)で、部屋のサイズが少し大きくなるだけではなく、ベッドからリバーを一望できる開放感がステキです。是非とも泊まりたいし、オススメしたい客室の一つです。
2階と3階にある客室は、ザ・サイアムのエントリーレベルにあたるサイアム・スイートとメナム・スイート(2階)、リバービュー・スイート(3階)。つまり、スイートが一番安い客室にあたるザ・サイアムはバンコクで最も宿泊料金が高いホテルなのです。そして、28室のスイートはすべて内装が異なりますが、いずれもアールデコ調でスイート内部にも様々なアンティークが飾られています。サイアム・スイートは、廊下から入るとまずリビング(ミニバー、ソファ&テーブル、テレビ)、となりにベッドルーム(再びテレビ、クローゼット、キングサイズベッド、ソファ、ラいてイングデスク)、一番奥は「ビューバス」と呼ばれる外の景色を眺められるバスタブ、シャワーブース、トイレ、ダブルシンクの洗面台のバスルームで構成されています。エントリーレベルととはいえさすがスイート、80㎡のゆったりサイズです。また、驚くのが天井の高さ。どうりで3階建てのメインレジデンス棟が、4階、5階建てに見えるはずです。そしてメインレジデンスのリバーサイドに位置するのが、メナム・スイート(2階)とリバービュー・スイート(3階)で、部屋のサイズが少し大きくなるだけではなく、ベッドからリバーを一望できる開放感がステキです。是非とも泊まりたいし、オススメしたい客室の一つです。
そして、バンコク初のプール・ヴィラ。タイのリゾート地、プーケットやサムイなどではプール付きヴィラは珍しくないかもしれませんが、バンコクでプール・ヴィラとはしびれちゃう人も多いでしょう。実際、世界のアマン・ジャンキーのバンコクの定宿としてすでに定着しているらしいです。確かにアマン・テイスト及びアジアンリゾートが好きなトラベラーには、バンコクの宿はここしかないでしょうね。メインレジデンスを出ると、南国の草木がトンネルのように生い茂り、石畳と水を張った、いかにもビル・ベンズリーという風情の小径に導かれ、プール・ヴィラのエリアにたどり着きます。手前がコートヤードビュー、プール越しにチャオプラヤ川を望む位置のプール・ヴィラはリバービュー。やはりリバービューのプール・ヴィラが望ましい。プール・ヴィラの重々しい大型の扉を開けると、まずは半オープンエアのリビングエリアで、ソファーベッド、テーブル、椅子、そして、ジャクージ付きのプールがドーンと目に飛び込んできます。完全プライベートな空間です。螺旋階段を上がるとそこはルーフトップテラス。サンベッド2台と小さなテーブルがあるだけの小さなスペースですが、そのテラスからのリバービュー、特にサンセット時のリバービューの美しさは、まさに息を呑む光景で、その場を離れられなくなる至福の時間です。あ、ルーフトップテラスはスモーキング・フレンドリーな場所ですよ。