ル・グランド・ランナーの広場を挟んで反対側にあるショッピングヴィレッジ内には広東家庭料理のフジアンがあります。20軒余りのアンティークやタイの工芸品などのショップが並ぶ小径の突き当たりに位置するフジアンは、香港出身のシェフが正統広東料理と、ヌーヴェルシノワの魅力的なメニューを用意しています。タイ北部のお茶のコレクションも是非とも試したいアイテム。また、タイはもちろん、アジアでもトップクラスのフレンチレストランと絶賛されるファラン・セースもダラデヴィ・チェンマイの魅力を高めています。荘厳なスパ・ロビーに隣接しており、ファラン・セースからの夜景(夜、ライトアップされたヴィラと木々が美しい)もご馳走です。そして、地元の人も押しかける人気店がダラデヴィ・ケーキショップ。ショッピングヴィレッジの入り口に入るとすぐオシャレなカフェテーブルが見えます。ここのマカロンがタイでは大ブームで、バンコクに3店舗ほど出店しているらしいですが、毎日ダラデヴィ・ケーキショップから空輸して送るも、あっという間に売り切れる、というかバンコクのショップには行列ができるほどの人気だそうです。夕食後はミステリアスなホーン(角)のオブジェで飾られたシックなホーンバーでの一時も忘れずに!

リゾートの体験にスパも欠かせませんね。ダラデヴィ・チェンマイのデヴァ・スパは、デスとネーション・スパとしても評価の高い、素晴らしいスパ体験を提供してくれます。圧巻なのはスパ・ロビーの建物。マンダレーの王宮を模したこの建物は150人にのぼるランナーの彫刻職人が3年以上の歳月をかけて手彫りで仕上げた、まさに巧みの技による彫刻が施された七段の屋根を持つ芸術作品と言うべき建築物です。デヴァ・スパは、タイ北部特有の素材を用いた伝統療法も数多くそろえていますが、タイ随一とも言えるアーユルヴェーダの充実ぶりが特徴的で、デスティネーション・スパと称される所以です。アーユルヴェーダ・ドクター(スニタさん)が、施術前にドーシャ(エネルギーのバランス)をチェックするというコンサルテーションから始まり、個々がもつドーシャの種類に合わせて施術に使うオイル&ハーブ、さらには滞在中のみならず、日常生活における食事や運動法なども的確なアドバイスをしてくれます。ドクターに相談しながら肩こりなど体の悩みに効果がある施術を選べるのが嬉しいですね。デヴァ・スパだけで3100㎡の敷地を有し、アーユルヴェーダ専用のトリートメントルームを4室完備するアーユルヴェーダ・センター、さらに18のトリートメントルームは独立したヴィラタイプで、専用のシャワー、ジャクージ、クローゼット、トイレなどを完備するゴージャス極まりないスパ体験をお楽しみいただけます。さらに自室で施術が受けられるトリートメントルーム付きのスパ・スイート(5室)の棟まである充実ぶりです。リピーターの多くが、2回目からデヴァ・スパ中心のスケジュールにするというのも納得です。デヴァ・スパのワツプールも必見そしてマストトライ。今までタイ、ハワイ、モルディブなどで様々なワツプールを見たことがありますが、ここのワツプールは世界一美しいのではないかしら。

リゾートに非日常的な体験を求める方には、ダラデヴィ・チェンマイならではの、田植え体験もお勧めです。要予約ですが、毎水曜日と土曜日にアクティビティーの一つとして参加できます。ランナー・キッズクラブが受付で、田植えコスチューム一式を借りて着替え(何事もまずはスタイルから入る私ですが・・・これはイケてる?)、水牛が待つノースフィールドに移動。ダラデヴィのファーマー達の作業を見様見真似で苗を植えて行きます。見るのは初めてじゃないけど(欧米人のゲストの多くは見るのも初めてらしい)体験はお初です。膝まで泥だらけになってわずか15か18ほどの苗を植えるだけですが、「列がまっすぐで綺麗だね」なんて誉められるとけっこう嬉しいもので、自分で植えた苗が実った時の収穫もしてみたいなぁ〜なんて思ったりして。ノスタルジックな田園風景の一部になるというのもめったに体験できないことでしょう。

食べてよし、泊まってよし、施術を受けてよしに加え、おもしろい体験も用意してくれるダイナミックなこのチェンマイリゾートは、まだまだ語り足りない魅力がありますが、続きは再び訪れた時に、十分体験しながらまたご報告したいと思います。テレビや雑誌などのメディアでも、皆さんの目に触れる機会が度々あると思いますが、是非とも実際に体験していただきたい!と心から思います。



ダラデヴィ・チェンマイ ・・・完結!


ダラデヴィ・チェンマイ

Dhara Dhevi Chiang Mai

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