アマンなど数多くのアジアンリゾートのデザインで有名なジャン・マイケル・ギャシーがてがけたヴィラのインテリアは、スペーシャスなだけではなく、スタイリッシュで機能性にも優れています。今では多くのリゾートが真似ているらしいですが、ウォーターヴィラのデッキ部分に張り巡らされたネットのハンモックはオープン当時、衝撃的でした。10年後にもナンバーワンであり得るリゾートを目指したというワン&オンリー・リーティラは、実に3年ぶりに訪れても色あせるどころかさらに進化していて目を見張るものがありました。オープン当時から変わらぬ魅力、さらに磨きがかかった魅力を今回の体験をベースにご紹介したいと思います。

日本食はやはり嬉しい – Tapasake

誰もがワン&オンリー・リーティラの魅力の一に日本食ダイニングのタパサケをあげるでしょう。一部の食材を築地から空輸するほど徹底した本物を追求するタパサケでは、当リゾートに欧米人のゲストが多いため、欧米人好みの和食メニューも少なくありませんが日本人が十分に満足できる和食メニューが豊富に揃っています。特筆すべきは、喜多方の銘酒「奈良萬」のワン&オンリー・リーティラ限定ボトル、そう、プライベートラベルの大吟醸、純米無濾過火入れ、おりがらみの3種が、日本から冷蔵空輸で運ばれていること。2013年7月には奈良萬の蔵元、夢心酒造の社長がタパサケと日本酒のプロモーションを行いました。タパサケのスペシャルコースメニューの各料理と奈良萬3種類(冷酒と燗)をマッチングさせ、贅沢なフルコースを多くのゲストが楽しみました。また、タパサケに新しくTeppanyaki(鉄板焼き)エリアが誕生しました。タパサケの奧に位置し、海を一望するガーデンの屋外セッティングです。4卓の円形の鉄板焼きカウンターテーブルは掘りごたつ風の座席が囲むデザインで、目の前で手際よく焼かれる新鮮な魚介類や和牛ビーフをいただくのは、鉄板焼きが珍しくない日本人にも楽しいもの。Teppanyaki ではコースメニューを4種類(うち1つはベジタリアン)提供しており、US$150からUS$260です。ディナーのチョイスがますます充実いたしました!

ビーチで1日中過ごしたい

モルディブは現在、国別旅行者数では中国がトップになったと聞きました。世界中の観光地で似たような現象が起きていますね。ワン&オンリー・リーティラは、ヨーロッパ人、特にロシア人が中心で(ちなみに世界中のリゾート地でロシア人がトップの市場です)、常に太陽の光を求め日焼け命!のゲストが多いため、ビーチで1日中過ごすための施設が驚くほど充実していました。美白命の日本人にはちょっと向かないかな、という気もしますが、実はけっこうサンタン好きの私はすっかり「ビーチで1日中過ごしたい」モードになりました。まず「サンスパ」。ズバリ、美しい日焼けのためのスパ。日焼け愛好家のために開発されたフランスのエステダムのスキンケア製品を用いるサンスパでは、個人差があるお肌のコンディションにあわせ、無理なく美しく長持ちする日焼けをアシストします。サンスパの前にはボードが置いてあり、その日の紫外線の強さを毎時間ごとに表示。日焼け止め対策ナシなら5分まで、対策していたら30分まではやけど状態になりません、というような表示が書きこまれます。美しい日焼けは無理しないことが重要ですからね。

そして「ビーチクラブ」レストラン。デイベッドから水着のまま移動してランチやスナックを楽しめる新しいビーチフロント・レストランです。良く冷えたビールやシャンパンはもちろん、豊富なカクテル類、ランチ&スナックメニューが揃っています。ビーチで1日中過ごすには、水着のまま過ごせるのは重要なので、ランチタイムには最も人気があるレストランになったそうです。噂でこのビーチクラブ拡大計画があり、次に行った時は見違えるようなビーチクラブがみられるはず。楽しみです。さらにビーチでもショッピングが楽しめる「NEOビーチ」。NEOブティックはワン&オンリーが様々なファッションブランドとコラボしたオリジナル商品や、お洒落なリゾートウエア、アクセサリーを取りそろえたブティックですが、新しく登場したNEOビーチは、ビーチ用アイテムを充実させています。水着やビーチバッグ、カラフルなブレスレットなど、ショップ内がエアコン完備なので体を冷やしがてらついつい長居して、誘惑に負けてしまう場所です。

モルディブ初の・・・

サンスパ、ビーチクラブ、NEOビーチが集まるエリアはクラブワンという名称です。他にウォータースポーツセンターや、アートギャラリーも揃っています。クラブワンにさらに登場したのが、アスリートも喜ぶ「ロック」と「スイング」。共にモルディブ初の施設で、ロックは8メートルのロッククライミングウォールです。頂上まで登るとヤシの木も見下ろせますよ。スイングはゴルフ・シミュレーション。本物のゴルフクラブとボールを使いスクリーンに向かってスイングしながら、ゴルフのシミュレーションプレイを楽しみます。大会モードではコンペに参加、練習モードでは特殊なカメラがスイングを徹底的に分析してくれます。この冷房完備の小部屋では、飲み物や食べ物をオーダーし、スクリーンに映画を映してプライベートシネマ・パーティーなんてアイディアもOK。これ、楽しそうですよね。まさに終日この場所に居座っていても十分に楽しめる施設が満載です。

美しくありたいリゾッターたち

ワン&オンリー・スパは、広大な敷地に点在するプライベートヴィラでのトリートメント、ESPAプロデュースのメニューは究極のリラクゼーションからウエルネスを極めるまで多彩です。当然、ここワン&オンリー・リーティラにもバスチャン・ゴンザレスのペディ・マニ・キュアスタジオが完備!海を眺めながらのトリートメントは至福のひととき!
そして、特筆すべきモルディブ初の Watsu プールは、オーシャンビューの素敵なプライベート空間。スパでも1日過ごせそうな充実した内容が満載ですが、「お洒落」部門もお忘れなく。ロンドンでセレブ御用達として有名な Taylor Taylor のサロンがオープンしました。ワン&オンリー・リーティラでは昼間は水着+カフタンや、Tシャツ+短パンでも、夜ともなればかなりドレスアップしてディナーを楽しむゲストが大勢います。ドレスアップする時ヘアサロンでセットするゲスト少なくありません。日焼けで痛みがちな髪の毛のケアも兼ねてヘッドスパ+セットが人気のようです。早速私もトライ。テイラー・テイラーのスタイリスト、アシュレー君(ちゃん?)はかなりお喋り好きで、ヘッドスパからセットまでずっと話し続けておりました。でもとってもきれいに仕上げてくれる彼のスタイリングは多くのマダムの間で人気絶頂。リゾートの施設を隅々まで利用するのも、リッチなリゾッター達の過ごし方なんですね。今後見習おう!

これだけじゃない ワン&オンリー・リーティラ!

今回のトラベルログは、新たにワン&オンリー・リーティラに加わった最新の情報をお届けしましたが、まだまだこれだけではありません。モルディブではおなじみの、どこまでも透き通るインド洋にひっそりと浮かんだ白砂の「サンドバンクでのピクニックランチ」、アラビアンムードたっぷりの「ファンディータ」には、美しい夕日を愉しみながらくつろぎの時を過ごせるカバナを増設、ワン&オンリー・リーティラで栽培されたオーガニック素材を使った料理を楽しめる「シェフズガーデン」を新設、オールデイ・ダイニングの「リーティ・レストラン」の朝食バリーションが更に豊富になる、など・など・・・常に進化し続け、ゲストを決して飽きさせることの無い、モルディブのリゾートのキング、ワン&オンリー・リーティラに是非一度足を運んでみてください。きっと ”セクシーなモルディブのキング” の虜になってしまいますよ!




One&Only Reethi Rah, Maldives

ワン&オンリー・リーティラ、モルディブ

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