南米大旅行記 Part-2
南米大旅行記 Part-2
ホテル・リオ・サグラド 聖なる谷、ウルバンバ
ウルバンバ川の畔ですごす静なる楽園
クスコから約80キロ、聖なる谷、ウルバンバへは車で移動。壮大な景色を眼下に望みながらのドライブコースです。道沿いにはユニークな絵が壁に描かれた民家具随所に見られ、その屋根には可愛らしい雄牛を模ったお守りが飾られています。途中でアルパカ、リャマ、ビクーニャなど4種類の南米キャメルが飼われ、アルパカの毛を糸にする方法、染色法、織工実演も見れるアワナカンチャ・センターに立ち寄りました。アルパカ達のかわいいこと!ビクーニャは超高級故に高所に隔離されていると思いきや、実は獰猛な性格で、温和なアルパカに危害を加えない為だそうです。
アルパカのニットは、ソフトで暖かくうれしくなる一品です。ベビーアルパカはさらにやわらかく、高級ですが、日本での値段を考えると、思わず手が出ます(その何倍も上質な肌触りのビクーニャは何倍も高い)。町にあるお店では、アルパカ100%と言いながら、ウールが混じっている商品も多いそうなので、信用できるお店を選ぶのも大切です。モナステリオの中に入っているアルパカ専門店「クナ」は、間違いなく信用できデザインも秀逸、とガイドさんも太鼓判なので、安心してショッピングを楽しめました。
2011年8月4日木曜日
いよいよリオ・サグラドに到着。ウルバンバ川の畔に建てられたこのホテルはヴィラスタイルの23室の客室を有し、川沿いの広大なガーデンにはベイビー・アルパカが2匹飼われています。クスコなどで何度となく目にしていたアルパカと同種とは思えないほど愛らしく、到着と同時に美しい景色や素敵なホテルをそっちのけにして、参加者全員がベイビー・アルパカに群がってしまい、哺乳びんで授乳もしちゃいました。
川の畔でのピクニックランチはプレゼンテーションも素晴らしく、素敵な体験でした。川の水と緑に囲まれた大自然の中のパワースポットでいただく食事とペルーワイン、地元のビールは格別です。クスコを中心とした地域では、クスケーニャというビールがメインで、なんと黒ビールまであります。ラベルにはマチュピチュの遺跡の絵柄。美味しいですよ。南米のワインといえばチリやアルゼンチン産が有名ですが、ペルーのワインもかなり高得点なので、今後日本にも数多く輸入されてくるかも知れませんね。
アンデスに伝わるパチャママの伝統的儀式を地元のシャーマンがコカの葉を用いて執り行いました。大宇宙の中心の創造神の光りに戻り同調して魂を癒す秘術が、古代インカのシャーマニズムに伝わる奥義だそうです。ちょっと難解ですが、要は魂に調和をもたらし、自然界の全生命との関係を取り戻し、体を自然のままに健康体に導く・・・らしい。地球の反対側でのまさに非日常体験です。
「夢のような家で過ごす休日」をテーマに造られた「ヴィラ・オルキデア」は、暖炉付きのコンテンポラリーなリビングルーム、キッチン、3ベットルーム、テラスを備える、正に”夢のような”家・・・いや、ヴィラです。ここまではチョットやり過ぎ・・・と思われる方にお薦めなのが、ジュニアスイート。2つのジュニアスイートで一つの建物になっており、戸建てのヴィラにいる気分です。部屋は広々としており、バスルームもゆったり。聖なる谷の自然との触れあいを楽しんでいただくため、客室にテレビは置いていません。今は冷蔵庫(ミニバー)も設置しておりませんが、ミニバーは近々取り入れる予定とのことです。確かに自分の部屋でクスケーニャ・ビールを飲みたいかも!
ペルーといえばピスコ地方で採れたブドウを蒸留して造るアルコール度約42度のピスコ。色も香りもイタリアのグラッパみたいなお酒です。ライムジュースと炭酸で割ったピスコサワーは飲みやすくおいしいカクテル。ペルーのどこに行っても出てきます。飲みやすいからクイクイいっちゃいますが、強いお酒なので注意しましょう!そのピスコサワーの肴に最適なのが、レモン、塩、ハーブのみを使って作る新鮮な魚介のセビーチェ。今回は特別にサーモンのセビーチェのクッキングスクールを開催してもらいました。