驚異的なスピードで発展を続ける近未来的な大都会「ドバイ」にありながら、都会の喧騒を逃れて、アラビアンナイトの世界に誘ってくれるリゾート「ワン&オンリー・ロイヤルミラージュ」。空港からビジネスエリアを抜けて車で20分ほど走るとリゾート地区ニュードバイに到着。ロイヤルミラージュのゲートをくぐると、そこには別世界が広がっています。65エーカーもの広大な敷地に「パレス」「アラビアン・コート」「レジデンス&スパ」の3つの棟が並び、手入れの行き届いた美しい庭園が広がり、噴水やプールが随所に配され、オアシスを求めて集まって来た野鳥や、庭園に放し飼いにされているクジャクを数多く目にします。目の前には輝くアラビア海、白い砂浜のプライベートビーチが1kmにもわたって続く、アイランドリゾート好きの方にもご満足いただけること間違いなしのリゾートです。

今回の宿泊は、その名の通り華やかな王宮をイメージしたパレス。エントランスのラクダにのった黄金のシークに迎えられ、天井が高いドーム型のロビー足を踏み入れると、その天井に届きそうな背の高い4本の椰子の木が噴水を取り囲んでいます。アラビア模様が描かれた黄金色に輝く天井は息を呑むほど美しく、荘厳な雰囲気に包まれています。日本からドバイへはほとんどの便が早朝に到着するので、アーリーチェックインをして、お部屋で一休みしてから朝食。朝ごはんは小鳥のさえずりを聞きながら、「オリーブ」のテラスで。新鮮な野菜、フルーツ、チーズなど品揃えが豊富なビュッフェには、アラビアならではの豆料理なども並び、とても充実しています。砂漠の国ドバイは常夏の暑い国のイメージですが、冬季(11月~3月)は、朝晩は肌寒いくらいの気候でたいへん過ごしやすく、オープンエアのテラスでのお食事は快適で、アラビア海からの風も心地よく、いつまでもコーヒー片手に緑の向こうに広がる海を眺めていたくなります。そんな最高の季節には美しい海に面した「ビーチバー&グリル」での食事をお薦めします。

レストランとバーは、ザ・パレス内に6つ、アラビアンコートに5つ。一番有名なのは、伝統的なモロッコ料理の「タジーン」ですが、トレンディーなインド・ヨーロッパ料理の「ニナ」、オープンキッチンを備えた「ロティセリー」、スタイリッシュな食事が楽しめる「オウゾーン」、新鮮なシーフードとグリル料理の「ビーチ・バー&グリル」などバラエティ豊かなので、何泊しても毎日飽きることがありません。

昨年リノベーションを終えたパレスの客室は最新の設備が完備されながら、アラビア風のコンテンポラリー・エレガンスが漂っています。エキゾチックな情緒たっぷりのアラビアンコートは、アラビアンナイトの世界を味わいたい人にお薦め。アラビアンモチーフを施した美しいエントランスホールに佇むと、タイムスリップしたような錯覚に陥ります。パレスが231室、アラビアンコートは172室ありますが、敷地が広いため、たとえ満室でも混んでいることを全く感じさせません。当日もほぼ満室状態でしたが、美しいガーデンを散歩していても、ごらんの通り実にのんびりとしています。

ゴージャスな隠れ家レジデンス&スパは、プライバシーを大切にしたいゲストにぴったり。重厚な木製のベッドや家具などのインテリアが重厚なムードに溢れています。エレガントで洗練されたダイニングルームは、レジデンス&スパに滞在されているお客様だけにご利用いただけます。アフタヌーンティやクラシックなカクテルをお楽しみいただけるライブラリーも素敵な空間です。49室しかないレジデンス&スパは静けさの空間で、全室オーシャンビュー、バルコニー付き。

スパの施設は、エスパと共同開発したワン&オンリー・スパとオリエンタル・ハマムの二つあります。伝統的なモロッコスタイルの施術が受けられるオリエンタル・ハマムは、マスト・トライ。熟練セラピストが香り高いスクラブを使って丹念に全身を磨き上げてくれます。一番のお薦めはThe Royal Treatment(80分)。天井の高いドーム状のハマムの中央に位置する暖かい大理石の上でトリートメントを受けます(水着着用)。暖かいスチームで全身の血行を促進させ、モロッコの黒石鹸とスクラブで全身をクレンジングした後、蜂蜜の顔パックとユーカリの画スールで全身をラップ。施術後のお肌はつややか、もちもち・・・。ハマムの中は広々としているので、優雅にチェスなどを楽しんでみてはいかがですか?

夕暮れ時は、おしゃれな地元の人たちにも大人気のルーフトップバーでアペリティフもいいし、昨年完成したばかりのジェティ・ラウンジで波の音を聞きながらシャンペンを楽しむのもお薦めです!その他にもシーシャ(水たばこ)を楽しみながらのカクテル、ロマンチックなドバイの夜を過ごすのに、ぴったりの場所です!